2025年6月拝島ロング走~ラバーズレーン~
- 南部 哲郎
- 6月2日
- 読了時間: 4分
更新日:6月3日

今年も善福寺川ランナーズの公式行事である「拝島ロング走」が6月1日に開催されました。当日は晴れたり曇ったりのランニング日和に恵まれ、参加メンバー9人は緑豊かな涼しい小径(遊歩道)を駆け抜けました。以下はその記録も含め、ランナーの皆さんにこの素敵なコースをご紹介します。
まず参加者の走力に個人差があることを踏まえたうえで、私たちは「全員一体感ある集団走」を何よりも優先しました。具体的には全行程約30キロの道のりを30キロ組と20キロ組の2組に分けて、30キロ組は我らが根城の善福寺川「せきれい橋」を7:00に出発。メンバーは佐原さん先導のもと、私・南部が最後尾で5名が、環八から神田川を遡上し、井の頭公園を経て三鷹駅前に向かいました。
20キロ組は三鷹駅前8:00に集合し、そこでせきれい橋先発の30キロ組と合流します。20キロ組のメンバーは中西さんはじめ女性陣3名の計4名です。三鷹駅前で2組が合流し、9名全員集結しました。全体写真を撮り、いざ本格スタート!
途中の小金井公園で給水・トイレ等のため小休止しますが、例年ここで必ず「事件」が起こります。過去には広大な公園でメンバーが1名はぐれて「悲しい置き去り」がありました。また、つい出来心?でしょうか。何とタクシーツアーを企図し、ゴール湯楽の里まで「楽々ワープ移動」する大胆不敵なチームが組成されたり・・・。
しかし今年は違います。とにかく「全員一体感ある集団走」にこだわる拝島ロングです。ましてや本コースの玉川上水沿いの緑陰遊歩道は、ここから先がメインで見どころなのです。私たちはトレラン風の土の小径の根っこや小石で転倒しないよう、十分に注意しながらも快適なおしゃべりランに夢中。
佐原さん先導に最後尾の南部まで整然と9人の隊列を維持。そのなかを靜さんが隊列の前後を縦横無尽に行ったり来たりで、献身的にカメラ撮影クルーとして大活躍でした。靜さんに感謝です。
次の小休止は小平市立中央公園で給水・トイレがあります。実はここには室内プールもあり、私はかつてせきれい橋から真夏にランニング、そのままここのプールにザブンでクールダウン!爽快ですよ。是非お試しあれ。
ところでラバーズレーン=Lover's laneとは恋人達の散歩道という意味です。一橋大と津田塾大の初々しいボーイズ&ガールズがデートを楽しんだ「秘密の小径」です。そこを往年の元ボーイズ&ガールズ9人の中高年男女がドタバタと駆け抜けます。レジェンド中西さんはラバーズレーン=Rubbers(ゴムの複数形) laneと思ってたとのことで、夢もロマンもありませんね(笑)。確かにランニング用に足に優しいゴムカバー加工されたシングルトレイルも一部にありましたが。
それなりに汗だくになってゴールの「湯楽の里」には11:20に到着。今回、初参加で15キロ以上の距離は未知の領域だった女子K川さんも先輩ベテランランナーに負けず、しっかり20キロ完走されました。お見事です!さあ、お楽しみの天然温泉♨&ビール🍺が待ってます。ノンビリ・ゆっくりと温泉で汗と疲れを落とし、13:00前にはレストランに集結。打ち上げの乾杯です。それにしてもビールの旨いこと旨いこと♪
つかの間の宴席は、来月神戸に赴任される女子M上さんの送別会も兼ねてます。難関突破されてチャレンジングな仕事に心機一転で踏み出すM上さん。皆で称賛し激励しました。M上さんからは「私は走り方やフル完走のためにこの会に入りました。当初目的は友達づくりではありませんでした。しかし短い期間でしたがこんなに多くの素敵な仲間達に出会うことができました」とのコメントがありました。
ランニングは実に手軽なスポーツです。一人でもいつでもどこでも自在に出来ます。一人で目標に向かって修行のごとく追い込む、これもこのスポーツの楽しみです。また一人では決して出来ない集団走には、「仲間に引っ張てもらう、仲間を引っ張ってあげる」「苦しくも、汗・爽快感・躍動感・達成感を集団で共有し、仲間と分かち合う」という、チーム・スポーツとしての格別な魅力もあります。
さて「仲間の大切さ」ですが、転じてハーバード大の有名な研究に「成人発達研究:幸福と健康の維持に本当に必要なものは何か」があります。それによると「幸せな人生は社会的成功や大金があるからではない、手を延ばせば届くあなたの目の前にある。よい人生を実現する最高の投資は、『よい人間関係と心地よいコミュニティ』である」と結論付けています。すなわち、家族、仲間、友人、そしてコミュニティ等とよく繋がっている人ほど、幸せで健康だということです。
このブログをご覧になった皆さん、あなたには「よい人間関係」と「心地よいコミュニティ」がありますか?
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