紅葉と山グルメの鍋割山ハイク
- 南部 哲郎
- 2023年11月5日
- 読了時間: 3分

秋の行楽日和3連休の中日、11月4日(土)、当会の山好きメンバーが集まって、丹沢の鍋割山(標高1,272m)にハイキングに行ってきました。狙いは、紅葉と森林セラピー・フィトンチッド浴、いやいや女子の本音は、山頂で食べる鍋割山荘特製の「鍋焼きうどん」&下山後のスイーツ「大山豆腐アイス」でしょうか。
新宿発6:22の急行電車に集合、渋沢駅下車。バスで登山口の大倉に向かいました。さすが3連休でバスターミナルは登山客でいっぱい。早速、私が代表して登山計画書を提出し、いざ出発!アプローチはのどかな「明るい農村」風景で、時折、牛舎から懐かしい匂いも秋風に運ばれてきます。ほぼフラットな西山林道をおしゃべりしながら、山ガール3人と私の4人が入れ違いになり1時間強歩くと、爽やかな四十八瀬川の沢に出会います。途中、沢の渡渉もあり、ちょっとしたスリル。水源支流の後沢乗越の沢に分け入ると、いよいよ本格登山の急登です。
それまでは何となく私が先導してましたが、急登に入ると海老名ガールがトップを切って登り始め、メンバーを牽引してくれました。そのスピードは速い!さすが往年のウルトラ・ランナー恐るべし・・・。内藤ガール、水木ガールと続き、私がしんがり、っていうか、後続の3人は先頭の海老名ガールについていくのが必死。コースタイムの約7掛けの速さで、他の登山客達をごぼう抜きです。お陰様で当初12時に山頂到着の予定が、なんと11時に到着。山頂にたどり着いた「登頂の達成感の共有」もなく、「雄大な眺望」に目もくれず、全員、即、山荘前に並ぶ「鍋焼きうどん」の行列に加わりました。幸いに早い到着が奏功して、大人気の「鍋焼きうどん」に簡単にありつけました。
4人並んで腰かけて、目の間に広がる雄大な秦野市平野と遠くに相模灘もくっきりの大眺望。西には富士山もドカーンと間近に見えました。もちろん山々は紅葉真っ盛りで空は秋晴れ・・・。ここで食べる「鍋焼きうどん」が美味しくないはずがありません。山頂とは思えない、具沢山で本格的な「鍋焼きうどん」に一同大満足!でもやはり異常気象で、山々をわたる涼風は快適なるも、直射日光は初夏のようで、3人ガールは「冷やしうどんもいいよね」「やっぱりデザートのアイスもほしいよね」・・・。ご苦労されて麓から水や食料を背負ってくれた山荘スタッフさんに失礼ですよ。
さて、下山はルートを変えて小丸ピーク(標高1,341m)を越えて、二股分岐から小丸尾根を下ることにしました。登りと打って変わってこの稜線は静かで人影なしのラッキーな「貸し切りルート」。登りと同様、海老名ガールが先導しましたが、登山道整備が少し不明瞭で、人もいない、そんなことで「方向感覚」に不安がある海老名ガールから、故郷信州の里山で育った山女・水木ガールに先頭をバトンタッチ。水木ガールは的確にルートを判別して、長く静かな尾根を下りました。熊も鹿も蛇も、丹沢名物の山ヒルも遭遇せず、登山口の二股に到着。紅葉の河原で代替食として持参したおにぎりなどを食べました。
フラットな西山林道は内藤ガールの出番。これまで貯金していた体力を存分発揮の猛スピードで、先頭をスタスタ、速い速い!あとでわかったのは、内藤ガールは最終ゴールの大倉ターミナルで見つけた「大山豆腐アイス」を食べたかったのかなと私は納得しました。ご本人はアイスはターミナル到着後に見つけたと申しておりますが(笑)。
というわけて、天候、眺望、紅葉など全てに恵まれ、もちろん何よりもメンバーが最高。念願の「鍋焼きうどん」を美味しく食べて、渋沢駅ホームでささやかな打ち上げビールで乾杯🍺 以上、怪我無く楽しく美味しい山行でした。めでたし、めでたし!
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