喜寿のフルマラソン
- 中西 俊秀
- 2024年4月28日
- 読了時間: 3分

昨年10月に77才になり、喜寿の節目にフルマラソンを4時間半で完走したいという夢を持って臨んだ今シーズンでしたが、昨年夏に右ひざを痛め、10月の手賀沼ハーフにて1:55で走れたものの、11月のつくばマラソンは完走の自信が持てず棄権。3月の板橋シティマラソンもDNFになる可能性に備え、4月のかすみがうらMにも急遽2月末にエントリーしておりました。結果的には幸いにも板橋シティMでは心配していた膝も痛くなることもなく完走できました。4:51:38でした。29km付近から脚が攣りはじめ7分/km台にペースダウン。痙攣が始まると速歩で歩き、収まるとジョグ、この繰り返しがゴールまで続きました。
かすみがうらMは板橋Mの教訓を踏まえ、風は無いが気温が高くなっているので、スタート直後のラップを少し抑え、体力温存作戦で臨みました。しかしながら、やはり29km付近から脚が攣りはじめました。後からデータを比較して分かったことですが、30kmのネットの通過ラップが3:09:51で板橋の同ラップよりも3秒遅いだけでした。この辺まではまだ安定的に走れるということでしょうか?
脚が攣りはじめると攣る部分が至る所に転移し、弾みで転倒するのが怖いので歩きます。歩くのは多少速くても攣らないようなので速歩で歩き、脚の筋肉の痙攣具合が落ち着いたらまたジョグを開始する、この繰り返しで32~37kmをやり過ごして、今回もまた5時間近くかかりそうだと思っていると、ある時、足の着地位置や足先の向きを変化させて攣りにくい走り方を発見した気がして、それをソ~ッとリズムを変えずに続けると走れるようになり、徐々にスピードを上げていけました。
リズムを変えず、ひたすらにまっすぐ、人と交錯や接触をしないように注意深く、薄氷を踏む思いで歩を進めました。その結果が、グラフに見える通り、まさかのビルドアップ走(笑)になりました(棒グラフは15km以降の1km毎のラップ変化)。4時間30分は無理だが、4時間45分はひょっとしたら、と思いながら最後のラスト2kmを頑張ってみましたが、少し及ばず4:47:38でした。目標には及びませんでしたが、ラストを自分なりに快走?できたので気分は爽快でした。
脚が攣る前後の状況として、ガーミンの記録する気温が既に30℃に達しており、心拍数も135(私の最近の乳酸閾値?)を超えていたことと符合しているようでもあり、走りが再開できた37km付近では心拍が100近くまで低下していたので、ほぼ疲労解消できた状態になっていたのかもしれない。もしかするともっと大胆にスピードアップができたのかも知れないと自分に都合の良いように考えています。
最も心配していた膝の問題は今回も痛むことがなかったので、変形性膝関節症は辛うじて治りつつあるように思っています。今後は、膝周辺の筋肉が弱って来ているのをケアし、少し鍛えればもう少し走れる気がしますので、サブ4.5を来シーズンも追いかけたいと思います。
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