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「You are crazy!」「 I think so♡」in ホノルルマラソン

  • 市村 陽子
  • 2020年4月14日
  • 読了時間: 2分

ホノルルマラソン終了後は、フィニッシャーTシャツを着たランナーであふれかえります。町の人は、ランナーをたたえ声をかけてくれます。私は昨年のホノルルマラソンで、フルマラソンデビューをしました。ホノルルマラソン参加後、Tシャツを着て闊歩していた私が、ある男性に「9時間10分かけて完歩したよ。」とつたない英語で話をしたところ、「You are crazy!」と驚かれました。そして、私は満悦した表情で「 I think so♡」と。

私の幼少期は肥満児で、マラソン大会・運動会は、いかに逃走しようか思案するような、暗黒の時代でした。つい最近まで、フルマラソンという競技は苦痛を感じるしかないスポーツ、ランナーは「気が狂った人!」だと思い込んでいました。(笑)それが今は、お金を払って、飛行機にのって、わざわざ出向いているとは。

 私が、この世界に足を踏み入れたきっかけは、2016年に遺伝性卵巣癌を罹患したことからでした。割腹計3回、マスタードガスを彷彿させるお薬計14回。アンジェリナ・ジョリーが一躍騒がれ、私ももしや美人薄命の部類に入れてもらえたかと思いきや、想定外?案の定?回復したため、腸閉塞予防・体力作りにウォーキングを始めたのがきっかけです。

 ウォーキングは、身体的な効果だけでなく、私に孤独との付き合い方を教授してくれました。かれこれ4年半たちますが、治療や不安と対峙するには、孤独に慣れることからがスタートのように振り返ります。苦痛は、家族や友達にできるだけ分割しないように。ただただ物理的にでも何か一歩進んでいることは、日々の糧になったのです。歩いて歩いて見えたもの、明確には何かわかりませんが、先日の新年会で南部会長の「人生は駅伝」というお話にとても共感した次第です。私の座右の銘は「受領は倒るるところに土を掴め」ですが、ランナーズとの出会いは、掴んだ土に砂金が混じっていたようなものです。皆さんに感謝。

 私が一年かけて準備したホノルルマラソンの夢も、クレイジーに達成できました。次の目標は、ランナーズ練習の最初の2周をついていけるような走力をつけることです。(笑)コロナですから、ここでも孤独と仲良く頑張ります。

 
 
 

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